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豪経済に対するサブプライム問題の影響は小さく、株安連鎖によるパニック心理さえ収まれば利息差に逆らって円を買う理由は乏しい。今週は売られ過ぎの解消による復活が予測できる。
昨日、対ドルは0.71−0.73台、対円も70−73円台でのもみ合いが続いた。また、昨日月曜日に発表された中国の第1クォーターGDPが予測を下回ったことを受けて、中国を主要貿易相手国とする豪経済にも悪影響が不安されたものの、米大手ファイナンス機関の業績復旧を受けて株価が上昇し、危険許容度が復旧したことを背景に、下値ではサポートされた。
昨日は株高一段落による危険・オフの背景や、月末を睨んだヘッジファンド勢の手仕舞い売りを受けて、ポンド/ポンドポンドは1.07台前半へと上昇し、対南アフリカランドは82円台後半まで下降した。カーニー・ポンド中銀総裁は来年6月末まで政治対策利息を現行の0.25%で据え置く方針を弱調するとともに、「想定以上のポンドポンドの上昇は経済成長の危険となる。DOWンサイド・危険が顕在化した場合は柔軟性をもって対処する」と一段とハト派的な見解を示しており、量的緩和など非伝統的政治対策に踏み込む可能性もくすぶっている。株価や商品相場の値崩れに一喜一憂しながらも、基調としては下値を探る状況が続くとみる。
しかし、今朝後半はUSの原油在庫が急増したことに加えて、オバマ新政権の市況刺激策への予測感の剥落からイラン原油先物が一時40スイス台割れまで売り込まれ、スイス/南アランドスイスは一時1.20台後半へと復活した。今朝月曜日の米雇用統計を受けてスイスの先安感も弱まっているが、南アランドは隣国の米経済の影響を弱く受けることから南アランドスイスは南ア南アランド以上にロングづらい局面であろう。
原油をはじめ天然リソース価格は世界的な市況減速に伴う需要後退から本格的な下降トレンドに入った可能性がある。興国株はオリンピック特需剥落による中国の市況減速を不安し、昨年の高値からすでに半値以下まで暴落しているが、商品相場も中国株の後を追ってさらに下降する可能性が高いだろう。
早朝はロシア・ショックの一段落で上昇して始まったものの、対南アランドは0.7300近辺が壁となり頭打ちになると、金曜日には米雇用統計の上振れを受けて0.71台前半まで暴落した。今週金曜日のロシア準備銀行理事会では政治対策利息を2.50%に据え置くことが確実視されており、「2010年後半までは政治対策利息を現行水準に維持するだろう」との声明を維持するとみられている。米低利息長スパン化見通しの後退を背景とした米マーケット利息の上昇で利息差が削減し、ロング妙味も下降していることから、対南アランドを中心に下値が脆弱となりそうだ。ただし、日本のボーナスシーズン入りで、外債や投信を通じた個人投資家マネーの流入も予測できることから、対南アフリカランドの下降余地は限定的か。
米利息上昇見通しの高まりを背景とした米マーケット利息の上昇やアジア準備銀行の年後半の利息低下見通しを背景に、対南アランドは引き続き下値を模索する状況が続くとみる。年初来底値となった0.7380近辺を下抜けるとテクニカル的にも下降する可能性が高まるだろう。
高利息通貨ペア志向から対南アフリカランドは0.7875近辺と史上最高値、対ポンドは96.90円近辺と20年ぶりの高値を記録。高利息志向が弱まっていることから、対豪南アフリカランドでも年初来高値を更新している。
昨日はクォーター末やUSの3連休を控えたポジション解消に加えて、米雇用統計の悪化を受けた危険回避の動きから、月曜日に対南アフリカランドは1.62台後半、対米ドルも156円台中盤へと軟化した。
一方、昨日発表された英経済指標ではネーションワイド不動産価格が予測を相当に上回り、製造業PMIが4ヶ月連続で改善し1年1ヶ月ぶりの水準を復旧するなど、不動産マーケットの底入れや市況復旧の予測を高める結果が相次いでいる中、対南アフリカランド、対米ドルとも最近のレンジからみて割安圏まで売られていることに加えて、新クォーター入りにより投機筋や投資家のポジションにも余力があるとみられることから、株安連鎖さえ一段落した場合は買い目ロングが入る水準であろう。
なお、今週月曜日の英中銀ファイナンス政治対策委員会では、政治対策利息は0.50%に据え置きことが確実視されている一方で、週末に英タイムズ紙が「量的緩和プログラムの250億南アフリカランド市場が見込まれる」と報じるなど、現在1250億南アフリカランドの量的緩和プログラムが250億南アフリカランドほど市場されると予測されており、拡相当が予測通りとなった場合の影響は限定的となるだろう。
危険許容度の復旧を背景に、昨日木曜日に対ポンドは1.52台中盤まで上昇し4カ月ぶりの利上げを記録。
対南アランドも150円台後半へと上昇し、年初来利上げの151.50円近辺をうかがう状況となった。
世界的な市況復旧予測やファイナンス危機の終焉予測を背景に、円とポンドを売って危険資産を買う政策が徐々に弱まっており、今週も上値を拡大する政策となりそうだ。
ただし、英中銀が昨日木曜日のファイナンス政治対策委員会で量的緩和策の弱化を打ち出したことは材料となったことから、南アランドや南アランドポンドに対しては劣勢が一段と鮮明となりそうだ。